動物関係法令の概要
さまざまな立場にある動物たちとどのように向き合うべきか、その為にはどうのような規範やルールが必要なのかを規定。
さまざまな立場にある動物
- 「愛玩動物」
- 「畜産動物」「実験動物」
- 「野生動物(人と距離をもつ)」
日本には現在20数種類ほどの動物関係法令が存在
(民法・刑法、軽犯罪法などの法令にも、動物と関わりが深い条項がある)
動物の保護や愛護などを目的とする規範やルールであっても、基本的には「人のためにある」
「人の生命・身体・財産の侵害や生活環境への影響の防止」
「動物の健康や安全の保持を図ること」
「動物愛護管理法(動物の愛護及び管理に関する法律)」
その第一条にて法の目的として明示
愛玩動物に関する法令
法令名 | 制定年 | 目的 | 概要 |
---|---|---|---|
狂犬病予防法 | 1950年 (昭和25) |
狂犬病の発生予防、まん延防止し撲滅。公衆衛生の向上と公共福祉の増進。 | 飼い犬の登録と予防注射の義務化 登録や鑑札をつけていない犬の抑留 狂犬病の検疫を受けていない犬の輸出入禁止 |
ペットフード安全法 | 2008年 (平成20) |
ペットフードの安全性確保により、家庭動物の健康を守り、動物愛護に寄与。 | ペットフード製造業者や輸入業者などに対する規制。(切欠は、2007年に米で起きたペットフードへのメラミン混入事件) |
外来生物法 | 2004年 (平成16) |
日本在来生態系、人や農林水産物を守る為。 | 「特定外来生物」を許可なしに飼育や栽培、保管、持運び輸入を禁じる。 |
身体障害者補助犬法 | 2002年 (平成14) |
補助犬使用する身体障害者の自立と社会参加の促進。 | 補助犬を使用する身体障害者の義務 補助犬を伴って利用できる施設などを定める。 |
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