少し前に話題になった漫画「ひとりでしにたい」カレー沢薫・原案:ドネリー美咲。
連載漫画だけど、ツイッターで掲載されている一話のインパクトが強い。
簡単に話しの流れを簡単に書くと、
未婚の伯母が孤独死して、自分が死んだら何が残るのか考え婚活初めるもバカ扱いされて、一人で生きて死にたい(+猫)となる話。
ひとりでしにたい|モーニング公式サイト - 講談社の青年漫画誌
主人公の山口鳴海(なるみ)の憧れていた伯母さん(70歳)が孤独死したことから話は始まる。まず死に方がきつい。
布団の上でなら、黒いシミのようになるらしいけど、入浴中だったため風呂の湯船の中。しかも保温タイプ。発見時には人と言うより汁。ここは想像力豊かな人ならよりきつい。
主人公の親が今の感覚で言うなら古いタイプで、結婚せず子どもも生まず一人で好き勝手やっていたから、最期に罰が当ったと言う。ツイッターで呟こうものなら、円状しそうな言葉。
実際、罰が当ったのは、葬儀やら遺品整理やらで痛い目に合っているこの子の両親な気もする。好き勝手というのは、羨ましく思っていたとも。
主人公が「憧れていた」とあるように、以前はであって加齢とともに伯母は、卑屈で愚痴っぽく「私には何もない」と言うような人に。若い頃は、大きな会社で働いてお洒落で良い匂いがして、大人になったらこんな風になりたいと思えるような人。
孤独死された場合、後が大変。遺品整理だけでなく特殊な清掃も入る。
清掃は漫画でも最近見かける。試し読みだけでもえぐさは伝わる。
「#特殊清掃」の漫画・コミック一覧 - まんが王国
結婚せず一人ものとあるけど、結婚してようが相手に先立たれていて、一人暮らしなら孤独死は変わらないと思う。
以前なら、祖父母同居が当たり前だけど、今の形なら老人ホームなり、介護施設なり。在宅で家に来てもらう形なら、発見は遅くとも、まだ比較的早く。夏は一日経つと危ない。
「孤独死」言葉の響きが切なさと陰惨さを醸す。
随分と前に有名な女優さんが孤独死したニュースがあったとき、この言葉一つで凄い不幸に感じてしまった。
孤独死自体の心配なら、生存確認を定期的にして無かってたら見に来て見たいな感じにすれば、遺体の状態としてはましに。
主人公は遺品を引き取る。70年生きて遺ったのがダンボール1箱。
加えて、遺品を引き取った主人公が何か分からない器械があって、同僚に聞くと吸引バイブ(女用オナ…)。自分のじゃないと否定したことで、死後に他人にキモがられてしまう伯母。男物はわりとテレビで笑いにしたり、日常で気軽に話す人もいるけど、女性用はあまり言わない感じだからか。こういうのを見ると、死んだ後に恥かしくなるものをどうするかを考えたくなる。亡くなる前に身辺整理する人もいるけど、誰しもが死を予期できるわけでないので、日頃から片付けるのが最善か。
こんな流れで、伯母さんのようにはなりたくないとなり、婚活を始める。
変な男が来たらどうしようと思ったら、会いたいという男自体が現われない。
飼っているおキャット様のためにも、柱は一つじゃ心配。
普段話さない、エリート男の那須田が主人公の婚活について、「結婚に興味がないと言っていたのに、どんな心境変化があったのか」と話し掛けてくる。婚活についても、結婚したとしても、
エリートは、感じが悪いのは自覚がなく、主人公のことが好きで、煽れば「年下の男と結婚すればいい」という方針に変わると思ってのこと。分かりにくい男。
Amazonの感送を見てみると、
だいたい「考えさせられる」と評判は良いものの、カレー沢薫さんのいつものを期待すると原案協力者がいるためか、持ち味が生かされていない。孤独死した人や女性を見下しがきついとも。
始めに孤独死のインパクトを出しながらも、一話の終わりでは「ひとりでしにたい」となる。最近は、色んな生き方が認められてきているようにも思う。まだまだ煩いところは煩いけど。あれはあれで少子化問題の緩和に繋がるので、否定はしない。言い方次第。あと独り者=恥かしいという空気もあまり。かといって独身貴族が良いという風潮もあまり。
以前に、どこで見たのか
子どもの時は、勉強して良い大学に入れと言われ、
大人になったら、独り立ちしと実家住まいを批判され、
適齢期には、早く結婚しろと責められ、
結婚したら、子どもはまだかと催促され、
生んだら、一人っ子は可哀想とさらに催促され
と終わらないという感じの話を見かけた。気にしてたら仕方がないなと思った。
マンションとペット飼ったら、結婚できないとか何とか言うけど、正しくは、結婚する必要ないから結婚する気がなくなる。
「35歳以上全員読んでレポート提出しないといけない必読の書だった」カレー沢薫先生の『ひとりでしにたい』 - Togetter
『ひとりでしにたい 1巻』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
連載漫画だけど、ツイッターで掲載されている一話のインパクトが強い。
簡単に話しの流れを簡単に書くと、
未婚の伯母が孤独死して、自分が死んだら何が残るのか考え婚活初めるもバカ扱いされて、一人で生きて死にたい(+猫)となる話。
ツイッターもしくは、30代の女が伯母の孤独死をきっかけに終活をはじめる話1/6 pic.twitter.com/3iUcnmJFqq— カレー沢 薫 (@rosia29) May 19, 2020
ひとりでしにたい|モーニング公式サイト - 講談社の青年漫画誌
主人公の山口鳴海(なるみ)の憧れていた伯母さん(70歳)が孤独死したことから話は始まる。まず死に方がきつい。
布団の上でなら、黒いシミのようになるらしいけど、入浴中だったため風呂の湯船の中。しかも保温タイプ。発見時には人と言うより汁。ここは想像力豊かな人ならよりきつい。
主人公の親が今の感覚で言うなら古いタイプで、結婚せず子どもも生まず一人で好き勝手やっていたから、最期に罰が当ったと言う。ツイッターで呟こうものなら、円状しそうな言葉。
実際、罰が当ったのは、葬儀やら遺品整理やらで痛い目に合っているこの子の両親な気もする。好き勝手というのは、羨ましく思っていたとも。
主人公が「憧れていた」とあるように、以前はであって加齢とともに伯母は、卑屈で愚痴っぽく「私には何もない」と言うような人に。若い頃は、大きな会社で働いてお洒落で良い匂いがして、大人になったらこんな風になりたいと思えるような人。
孤独死された場合、後が大変。遺品整理だけでなく特殊な清掃も入る。
清掃は漫画でも最近見かける。試し読みだけでもえぐさは伝わる。
「#特殊清掃」の漫画・コミック一覧 - まんが王国
結婚せず一人ものとあるけど、結婚してようが相手に先立たれていて、一人暮らしなら孤独死は変わらないと思う。
以前なら、祖父母同居が当たり前だけど、今の形なら老人ホームなり、介護施設なり。在宅で家に来てもらう形なら、発見は遅くとも、まだ比較的早く。夏は一日経つと危ない。
「孤独死」言葉の響きが切なさと陰惨さを醸す。
随分と前に有名な女優さんが孤独死したニュースがあったとき、この言葉一つで凄い不幸に感じてしまった。
孤独死自体の心配なら、生存確認を定期的にして無かってたら見に来て見たいな感じにすれば、遺体の状態としてはましに。
主人公は遺品を引き取る。70年生きて遺ったのがダンボール1箱。
加えて、遺品を引き取った主人公が何か分からない器械があって、同僚に聞くと吸引バイブ(女用オナ…)。自分のじゃないと否定したことで、死後に他人にキモがられてしまう伯母。男物はわりとテレビで笑いにしたり、日常で気軽に話す人もいるけど、女性用はあまり言わない感じだからか。こういうのを見ると、死んだ後に恥かしくなるものをどうするかを考えたくなる。亡くなる前に身辺整理する人もいるけど、誰しもが死を予期できるわけでないので、日頃から片付けるのが最善か。
こんな流れで、伯母さんのようにはなりたくないとなり、婚活を始める。
変な男が来たらどうしようと思ったら、会いたいという男自体が現われない。
飼っているおキャット様のためにも、柱は一つじゃ心配。
普段話さない、エリート男の那須田が主人公の婚活について、「結婚に興味がないと言っていたのに、どんな心境変化があったのか」と話し掛けてくる。婚活についても、結婚したとしても、
- 30代の男は20代の女に行く。40代の男も。
- 30代半ばの女は需要が無いと言い切る。
- 来るとしたら50近い男か、介護要員として緊急な男。相手親の介護が終われば、次は相手本人の介護と「介護人生」
- 女のほうが長生きだから最後は「ひとり」
- 子どもは老後を見てくれない。
エリートは、感じが悪いのは自覚がなく、主人公のことが好きで、煽れば「年下の男と結婚すればいい」という方針に変わると思ってのこと。分かりにくい男。
Amazonの感送を見てみると、
だいたい「考えさせられる」と評判は良いものの、カレー沢薫さんのいつものを期待すると原案協力者がいるためか、持ち味が生かされていない。孤独死した人や女性を見下しがきついとも。
始めに孤独死のインパクトを出しながらも、一話の終わりでは「ひとりでしにたい」となる。最近は、色んな生き方が認められてきているようにも思う。まだまだ煩いところは煩いけど。あれはあれで少子化問題の緩和に繋がるので、否定はしない。言い方次第。あと独り者=恥かしいという空気もあまり。かといって独身貴族が良いという風潮もあまり。
以前に、どこで見たのか
子どもの時は、勉強して良い大学に入れと言われ、
大人になったら、独り立ちしと実家住まいを批判され、
適齢期には、早く結婚しろと責められ、
結婚したら、子どもはまだかと催促され、
生んだら、一人っ子は可哀想とさらに催促され
と終わらないという感じの話を見かけた。気にしてたら仕方がないなと思った。
マンションとペット飼ったら、結婚できないとか何とか言うけど、正しくは、結婚する必要ないから結婚する気がなくなる。
「35歳以上全員読んでレポート提出しないといけない必読の書だった」カレー沢薫先生の『ひとりでしにたい』 - Togetter
『ひとりでしにたい 1巻』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
0 件のコメント:
コメントを投稿